いつでも眠い

夢の記録。夢なので乱文で、こっ恥ずかしいです

金色の龍が暴れる夢

 

 春、家族旅行で、黄色の龍のいる湖に行った。龍は最近冬眠から目覚めたばかりで、気性が荒いらしい。体力を持て余しているのか、身体を慣らしたいのか、湖の向こうで龍が咆哮しながら、行ったり来たりとせわしなく飛んでいる。龍が身体を動かすともの凄い突風が吹くため、何百メートルも離れているが、観光する私達のところまで激風が届いた。

 私達のいるところは、龍の見える場所ということで有名なため、ベンチや手すり、自動販売機、売店などで非常に充実していて、公園のような作りになっていた。私達の他にも沢山のひとでひしめいていて、突風が吹く度に、飛ばされないように手すりに捕まって風に耐えていた。

 

 基本的に、龍は人には近づかないというのがこれまでの常識だったが、なにがあったのか、突然、龍がものすごい勢いで私達の方へ向かってきた。

 

 和気藹々とした観光地は一変、阿鼻叫喚となった。皆が必死の形相で、急いで地下シェルターのような駅に逃げ込んだ。駅構内は、主要駅として非常に充実していて、温泉やレストラン、ショッピングモールなどがひしめきあっていたが、ともかく、誰も外に出ないようにと店員たちに声をかけた。食糧や服など、あるだけ確保して逃げるか立てこもるかしろ、と言って回った。祖母の手をひいて逃げていたが、トイレに行きたいというので、釜飯屋さんとリラクゼーション施設の奥にある綺麗なトイレに向かった。祖母がトイレを済ませて、温泉施設内の橋を渡っていると、向こうからイケメンも彼の祖母の手を引いてやって来た。急いで逃げた方がいいですよ、と声をかけあって、私達はお互い急いで逃げた。

 そうこうしているうちに、地響きがして、グラグラと地面が揺れた。地上では龍が暴れ回っているようだった。

 

 地下通路をひたすら歩いて、湖から遠く離れた町に着いた。着いた先には、他にも逃げてきた人々がいたが、彼ら以外にここに住んでいたような人はいないようだった。なんだか気味が悪い町で皆戸惑っている。とりあえず外にいてもしょうがないので、中央にある日本家屋に入った。その家は、能舞台のある檜の大きな家である。能舞台の部屋を真ん中に、コの字型をした造りになっている。長い廊下の周りはすべて日本庭園だった。家の中を探索していると、庭の奥の方に複数の人影があるのが見えた。周りの人にそれを告げると、ひとりの中年女性が、シッ、と口元に人差し指をあてた。私達はとっさに声を潜めた。

「あれは敵よ。気付いていないふりをしなさい・・・」

 

 どうやら彼らは私たちを殺そうとしているらしく、私達は策を練らなければならなかった。話し合った結果、中年女性と少年が囮となって、その隙に私と年上の青年が弓とアーチェリーで遠くから敵を射ることになった。

 弓道の腕に自信はあったが、動く的を射られるのかと不安になった。手に汗を握りながら、気付かれないように木の陰から、そっと機会を窺った。絶対に外せない、一発勝負である。弓をぎりぎりまで絞り、息を殺してひたすらその時を待った。敵が、女性と少年の背後でナイフを振りかざそうとした瞬間に、二人で一斉に矢を放った。青年の矢は的確に急所に入った。敵が倒れたのがわかった。私の矢も、どうにか敵の脛に届き、犯人がふらつくのが見えた。

 その周りで待機していた私たちの仲間が、一斉に敵を取り押さえにかかった。囮の二人に怪我はないようだった。私はホッとして、隣にいた青年とハイタッチした。

 

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龍は、ドラゴンっていうのではなく、中国の絵画にでてきそうな龍だった!

風圧がリアルだった。